EAL/D 英語を母国語としない生徒のための英語レッスン

英語に関しては、新入生、編入生、共に
ネイティブと比べてどうなの?
学校の授業にちゃんとついていっているの?と
不安に思われている保護者の方々も多いと思います。

 

NSW州の公立小学校・ハイスクールでは、Multicultural Educationの一環として英語を母国語としない子ども達のための English as an Additional Language or Dialect (EAL/D)レッスンを設けています。
以前はESL(English as a Second Language)と呼ばれていましたが、2019年から呼び名が変わりました。

対象は、来豪間もない生徒や担任から英語の基礎勉強が必要だと判断された生徒たちです。

週に何時間EAL/Dの授業を受けられるかは、生徒の英語のレベルや各学校のEAL/D受講生の人数と教師の人数によって違います。

英語圏以外のバックグラウンドをもつ生徒が多い地区の学校ではESLが充実していますが、
英語ネイティブの生徒が多い学校では、EAL/D教師がいない学校もあります。
Private Schoolでは各学校に問い合わせてみてください。

ある公立小学校のEAL/D教師に話をきいたのですが、毎月自分のクラスの生徒の英語レベルをチェックし、調整しているとのことでした。

授業は、学校によりますがEAL/D教室(クラスルーム以外の部屋)で個人や小グループで行われたり、
通常クラスにEAL/Dの先生が入って指導したりします。
EAL/Dクラスの生徒が別室でレッスンを受けている時は、他の生徒は通常の英語の授業をすることが多いですが、学校によって他の科目の授業の間に取り出しレッスンをすることもあるそうです。
上級生の中にバイリンガルの生徒がいる場合、その生徒に授業の通訳を頼む場合もあります。

キンディに入学する生徒は、入学直前に各学校でアセスメントテストがあり、お子さんの英語力をチェックしてくれます。その結果により、EAL/Dのレッスンを受ける必要性、頻度を担任の先生が判断し、
レッスンはそのお子さんが通常クラスに入ってもついていけるだろうと判断されるまで続けられます。

EAL/Dクラスでは、先生は常に生徒たちへの問いかけを工夫し、レベルによって話す速度や語彙の難易度を変えてレッスンしています。初心者には実物や本、身振り手振りを使い、とても分かり易い授業です。

家庭でできるサポートとしては、
英語の本の読み聞かせ、DVDや子供向けTVプログラムを見せる、英語がネイティブのお友達と遊ばせるようにするなどまず聞く力をつけましょう。

沢山聞くことにより、語彙が増え話す方も上達するでしょう。
英語に自信がないという方は、CD付きの絵本を買う、又はウェブで検索をしてみましょう。

家では、保護者のどちらかが英語ネイティブなら、英語はそちらにまかせ、自分は日本語でしっかり話してあげましょう。最低1つの言語をしっかり習得することが、第2言語以下の言語の上達に役立ちます。 そして時々先生に話を聞いたりして発達状況を確認しましょう。

EAL/Dについて
https://education.nsw.gov.au/teaching-and-learning/curriculum/multicultural-education/english-as-an-additional-language-or-dialect

EAL/D各レベルについて
https://schoolsequella.det.nsw.edu.au/file/3dc2bcf3-9703-4644-ac75-bd40c1baf94e/1/ESL-scales.pdf

 

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