OC

OC (Opportunity Class) は、1932年よりNSW州が小学校5,6年生を対象に公立小学校に設けたもので、「GiftedChildren」とよばれる学力が優れた子供たちの知的欲求を満たすことができるような教育の場を提供するクラスです。

OCは特定の公立小学校に設けられており、OCに入るためには試験に合格しなければなりません。お子さんが通っている小学校にOCがない場合は、OCのある学校に転校という事になります。OCのある学校のリストは下記のアドレスをご覧ください。 http://www.schools.nsw.edu.au/learning/k-6assessments/oc_schools.php

 

申請資格

NSW州内の公立及び私立の小学校で学ぶ生徒で、オーストラリア又はニュージーランドの市民権又は永住権を保有している者なら誰でも申請できます。また、州外や海外から申請の場合、入学時に家族がNSW州内に居住し、就学中も居住し続けることが条件です。通常は担任の先生から推薦されることが多いようですが、自分の意志でチャレンジすることもできます。

 

申請~結果まで

Year4の5月頃、お子さんが通う小学校のオフィスで願書をもらい、記入後校長先生に提出します。6月頃、学校長が願書に英語と数学の成績(通常Year3とYear4の6月まで)と論評を添付して、OC入試課に願書提出します。その後7月末にテスト、11月頃に結果発表となります。

試験内容

試験は半と後半30分ずつの2部構成で、英語・算数・一般能力(General ability)の問題が含まれています。過去の試験問題は次のアドレスで参照することができます。

http://www.schools.nsw.edu.au/learning/k-6assessments/oc_sampletest.php

 

OCの長所と短所

お子さんによりよい学習環境を与えるために、OCの長所と短所を知っておく必要があるでしょう。まず長所ですが、同じように学力の高いクラスメートと一緒に、深く思考したり議論したりと知的欲求を満たすことができるので、孤独感がなく人と協力して問題を解決するというライフスキルを学ぶことができるでしょう。そして、それはおのずと本人の自信や自尊心を育てることにつながるでしょう。次に短所ですが、普通クラスで仲良くしていた友人たちと離れなければならないために精神的に沈んだり、今までトップだった生徒がOCクラスではトップになれないことで自信や自尊心を失うということもあるようです。

 

「OC」というと、日本の受験を重ね合わせてしまいがちですが、日本の受験とは少し違うようです。OCは元々高い学力的能力があり、普通クラスではその能力を十分発揮できない子供のために設けられたクラスであり、塾などで訓練をして行かせるものではありません。現に近年OCやセレクティブハイスクール(SH)のための塾に通う子供が増え、テストには合格したものの、OCやSHに入ってから授業についていけない生徒が増えているということを現役のOCの先生から聞いています。反対に、学力の高い子どもが全員OCに行くのかというとそれも違います。OCやSHに行った子供たちだけが大学に進学できるということでもありません。OCやSHは一つの選択肢であり、他にも色々な進路選択があるということを皆さんに知って頂きたいと思います。